航空券代15万円で10日間世界一周してみた①(旅行記・韓国編)
はじめに
タイトルの通り、10日間で世界一周を敢行してきました。卒業旅行は大学での旅行生活の集大成になるようなものにしたいなと思っていたので、この異様な旅行を提案してくれた同行者には感謝の気持ちしかありません。
これから滞在国ごとに旅行記の形で数本のブログにまとめていきます。一本一本が長くなりますがご容赦ください。
世界一周中の私(@M1ta_mt)のツイートを見ていた方々、そしてこのブログを読み進める方々はおそらく世界一周したくてたまらないことと思いますが、「どうやって旅程を組めばいいの?」「航空券ってどう手配すればいいの?」とお困りでしょう。
その時は、同行者が世界一周の行き方についてまとめたブログがありますので合わせてそちらもご覧ください。
全体の旅程は以下の通りです。
全8区間中、LCCは2区間(ロンドン→イスタンブール、イスタンブール→ドバイ)だけという人権ぶり。
それでも15万。ありがとうオフシーズン。
出発地 | 出発時刻 | 目的地 | 到着時刻(+1は翌日到着) | 便名 | |
---|---|---|---|---|---|
2/2 | 成田 | 17:00 | ソウル(仁川) | 19:50 | KE2 |
2/3 | ソウル(仁川) | 10:00 | ニューヨーク(JFK) | 10:00 | KE81 |
2/5 | ニューヨーク(JFK) | 21:00 | ロンドン(LHR) | 9:00+1 | VS4028(DL1) |
2/7 | ロンドン(STN) | 10:10 | イスタンブール(SAW) | 16:55 | PC1170 |
2/8 | イスタンブール(SAW) | 20:35 | ドバイ(DXB) | 2:05+1 | PC740 |
2/10 | ドバイ(DXB) | 11:45 | ムンバイ(BOM) | 16:30 | AI910 |
2/11 | ムンバイ(BOM) | 23:35 | 成田 | 17:05+1 | SQ423(→SIN乗継→)SQ12 |
千里の道も一歩から、世界一周は韓国から
成田空港へ
世界一周の第一目的地は韓国です。
西回りと思いきや、韓国からニューヨークにぶっ飛ぶので実際は東回り。とりあえずニューヨークに行きたかったのでスカイスキャナーで検索してみたら、成田→仁川→NYという航路が出てきたわけです。一旦アメリカから離れるのに安いなんて経由便最高♡ なお、当初は羽田→マニラ→NYという航路の方が安かったのですが、遠回りすぎること(マニラ→NYはノンストップ便世界第8位の約17時間)と治安の関係で見送りました。
最もスムーズな乗り継ぎは羽田を深夜に出発し仁川に早朝に到着、数時間待って午前発のNY便に乗るというプランですが、羽田発は高いのかスカイスキャナーでは成田を夕方に出発して韓国で一泊する旅程が提示されました。
成田を17時に出発する便なので、空港に行くのにも余裕があります。その日の午前から荷造りを始めても余裕で間に合います。
都心から成田空港へのアクセスはバスか電車。バスであれば都内の主要地からリムジンバスが出ているし、電車であればJRと京成が通っています。
個人的にオススメなのが、東京駅から出ている『エアポートバス東京・成田』。東京駅から約1時間10分で到着する上に、運賃は1000円。5時台から18時台までは10分間隔で運行されているので、予約も実質不要(もちろん予約も可)。
京成のスカイライナーは2500円で最速36分と速達性には優れますが、高速バスとの差分約30分のために1500円上乗せするのはちょっと...という気持ちにもなる。JRはもっと高いので論外。
ま、スカイライナー乗るんですけどね~♡
最近乗ってないから乗っちゃお~ということで、自宅から京成の始発駅である上野まで出ます。
しばらく和食は食べられないので上野駅近くの丸亀製麺でうどんをすすってからいざ形成上野駅へ。JR上野駅から一度外に出ないといけないのがちょっと面倒。日暮里駅ほどじゃなくていいけど、地下通路とかで繋がればいいのに。
14時発のスカイライナー51号に乗車。
[スカイライナー51号]
— 三田🇪🇸(423/970) (@M1ta_mt) 2020年2月2日
京成上野 14:00 → 成田空港 14:44 pic.twitter.com/ZDB0lUt9nJ
ある程度本数が走っているからか車内はそんなに混んでいなかったものの、スーツケース置き場は満杯。仕方なく足元に置いておきましたが、日暮里駅で隣に誰も来なかったので隣席に置いてスペースを確保。
専用の直線路を敷いただけあって速い。成田スカイアクセス線内を走る5分ほどとはいっても160km/h出てますからね。
乗ってる時に気づいたけど、「最近乗ってない」とか言う割に去年の12月に乗ってたわ。
出国、そして搭乗
成田空港には「成田空港駅」と「空港第2ビル駅」がありますが、利用するターミナルによって下車駅が異なります。第1ターミナル利用者は前者、第2,3ターミナル利用者は後者で降ります。
今回韓国までお世話になる大韓航空は第1ターミナルから出発します。第1ターミナル北ウイングはスカイチーム系、南ウイングはスターアライアンス系、第2ターミナルはワンワールド系のカウンターがあります。
同行者とは空港で待ち合わせしていたので北ウイングで落ち合いました。
WiFiを借りて早々にチェックイン。続く仁川→NY線も大韓航空を利用するので、荷物をNYまで送ってしまうか?という質問が。仁川で拾うこともできるらしいが、また預けるのが面倒なのでスルーバゲージを選択。
出発2時間前だからか混雑もなく快適に手続きを終えました。
出国審査は機械化。しばらく成田空港からは出国していなかったので前回の記憶は有人カウンターで止まっていました。
出国審査、機械で楽々だった
— 三田🇪🇸(423/970) (@M1ta_mt) 2020年2月2日
最後に成田で出国したのが小学生の時だから隔世の感
出発まで1時間半ほどありますが、ゲート近くでコーヒーを飲んで待ちます。隣はデトロイト行きのデルタ航空でしたが、何度もファイナルコールをしていて地上職員も大変だなあ...なんて思っていたら(結局現れた)
なんか俺たち呼ばれてない???
さっきのファイナルコールもそうだけど、空港って全館放送でお客さん呼んでることあるじゃないですか。
でもこっちもまさかそういうのに呼ばれるわけないと思って気を抜いてるんだけど、さすがに自分の名前呼ばれるとぼーっとしていても気づくんだね。
のこのこゲートに向かうと「この後アメリカに行くんですよね?」とか「その後どこ行くんですか?」などの質問をされました。
ちょうどコロナウイルス関連でアメリカの入国制限が出された頃だったので、旅程の確認がしたかったようです。入国できない可能性も出てくるなとかうっすら思ってたのでとりあえず一安心。
カウンター前で待ってたらいきなり放送で呼ばれて鬱病になった
— 三田🇪🇸(423/970) (@M1ta_mt) 2020年2月2日
その後は遅延等も無く予定通りの搭乗時刻となりました。
今回搭乗するのは大韓航空のKE2便です。
飛行時間としては約2時間15分ほど。国内線に毛が生えたくらいのものです。今思えば涙が出るほど近いですね...。
使用機材はA330-300で2-3-2の座席配置。これならどこに座ろうと、トイレなどで他人に気を遣う必要がないので助かります。
まあまあ混んでいるなと思ったら、KE2便はホノルルを出発して成田に寄航してから仁川に向かっているとのこと。
確かにリゾート帰りらしいラフな格好の人たちも見受けられます。
2時間にしてはいい機内だった pic.twitter.com/2pI6ios2y0
— 三田🇪🇸(423/970) (@M1ta_mt) 2020年2月2日
機内の様子は上記ツイートを参照。韓国まではLCCが飛びまくっているのでいくらでも安く行けますが、モニターもありピッチも確保され機内食も出る人権はFSCに乗る価値があるというものです。
韓国到着(観光するとは言ってない)
大きな揺れも無く、予定時刻よりも早く到着。とは言え、入国手続きなどをしていたら20時近くになってしまったのでソウル市内には行きません。仁川国際空港からソウル市内までって意外に距離あるんですよね。
元々乗り継ぎ目的なので観光は諦め即ホテルへ。どうせ1泊なので空港近くの安宿を取りました。
空港からホテルまで無料で送迎するので着いたら連絡をくれということだったので早速連絡。すると「第1ターミナルに来て」と返事が来たので向かうことに(到着したのは第2ターミナル)。
仁川でも羽田や成田同様、ターミナル間を移動する無料バスが運行しています。
でも乗ったのに全然着かない...。ていうか空港から離れてない?
ターミナル間バス、20分くらい乗車してたけど遠回りすぎん?
— 三田🇪🇸(423/970) (@M1ta_mt) 2020年2月2日
日本なら5分もあれば着くのにどうして...と思ったけどそれもそのはず。
バスは空港の外周を走っていたのです。羽田や成田はターミナル同士が近いので敷地内を運行しているのであっという間に着きますが、結局30分くらいかかりました。後日調べましたが、空港内に有料ながら鉄道が走っています。これならすぐ着きます。
皆さんも仁川でターミナル間バスを利用する時は注意してください。
郷に入っては郷に従え、韓国に行ったら辛いラーメンを食え
第1ターミナルに着き、無事ホテルの送迎車に乗車。5分ほどで到着。
こちらが今回お世話になったホテル。1泊素泊まりで2人で4000円くらい。
徒歩3分で空港への無料バスが出ており、乗り継ぎだけの滞在にはうってつけのホテルでした。
ほぼベッドだけの殺風景な部屋でしたが、4000円とは思えない広さで大満足。
荷物を整理して、ホテルのすぐ近くにあるセブンイレブンで夕食の調達。
ソウル市内には行かなかったけど韓国っぽいものは食べたいよね。明日は午前中に出発しちゃうからチャンスは今しかない。
とはいえ所詮はコンビニ。大したものは食べられないので辛そうなラーメンをチョイス。日本でもおなじみの辛ラーメンもあったけど、「ハングルだからなにも分からんラーメン」とビールを購入しました。
何がタピオカだよ、俺たちの晩飯はこれ pic.twitter.com/BXhAUicSXq
— 三田🇪🇸(423/970) (@M1ta_mt) 2020年2月2日
調子に乗って辛味ペーストを全部入れたら思いのほかキツくなってしまった...。スープのうまみはあまり感じられず、ただ辛くて痛いだけの苦行。
耐えきれずにかわいいお菓子も買っちゃった。カントリーマアムに餅が入ったような不思議な触感。
さっきのカップ麺が思いのほか辛かったので「これが韓国か……」と思い、一番辛くなさそうなパッケージを選んだ pic.twitter.com/4LRqQgcmQd
— 三田🇪🇸(423/970) (@M1ta_mt) 2020年2月2日
その後はさっとシャワーを浴びてベッドにダイブ。
掛け布団がちょっと薄い気もしたけど、ベッドの広さがそれを補って余りある。
いくら韓国に時差はないといっても明日は地獄のNY便が待っているので体力を蓄えておきましょう。