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航空券代15万円で10日間世界一周してみた⑤(旅行記・ロンドン編①)

 

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ニューヨーク→ロンドン

デルタ航空DL1便

予定より少し遅れて搭乗開始。

 

機内は2-3-2の配列でしたが、それでも乗客は少なめ。

おそらくニューヨークロンドン線はドル箱なので各社が飛ばしまくっている結果、乗客が程よく分散しているのでしょう。

私たちは3列席でしたが、隣には誰も来ませんでした。

 

ほぼ定刻にプッシュバック...したと思ったら停止。

機長から機材点検で1時間くらい出発が遅れるよとアナウンスが。

あちゃーと思って近くのCAをちらっと見たら「は~クソ」みたいな顔してんの。

「は~クソ」はこっちやw

 

本当に1時間待って今度こそ無事離陸。シートベルトサインが消えると早速夕食。

するといきなりカトラリーが配られて戸惑っていると、ウェルカムカクテルの追い打ち。

エコノミークラスですよね?

 

エコノミーの機内食ってトレーにまとめて入って配給される渡されるじゃないですか。

それがまさかのちょっとしたコース仕立て。デルタ万歳!

 

実は搭乗前のゲートで「アップグレードするよ」というアナウンスがあったんですけど、何をの部分を聞いていなかったのでこれは予想外でした。

ドル箱路線で客を取り合ってるからサービスで差をつけろってことですかね?

 

日中の疲れがある上に、酒も飲んだのであっという間に寝てしまいました。

 

 

ロンドン1日目

市内へ

さすがに1時間の遅れは挽回できず、45分遅れでロンドンに到着。

ニューヨークとロンドンの時差は5時間なので、その分だけ時計の針を進めます。ここから先は移動する度に日本時間に近づいていくことになります。

 

さっさと荷物を回収して市内へ向かいます。なにせここからは各地で1泊しかしないので、あまり時間は無駄にできません。

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時間が無い人(イメージ)

 

空港から市内へ行く方法はいくつかあります。地下鉄、高速バス、日本でいうスカイライナーにあたるヒースローエクスプレスなどです。

今回は市内中心部へのアクセスがよい地下鉄を利用しました。

 

でもこれが狭いんだわ。都営大江戸線より狭い気がする。

日本人でもそう思うんだから、より大柄な欧米人にとっては相当狭いはず。持っていたキャリーバッグで通路の7割が塞がれてしまった。

ロンドンを通る全ての地下鉄が狭いわけではないんだけど、空港と市内を結ぶピカデリー線は開業当時(19世紀)の規格をそのまま使っているからです。

 

宿泊予定のホテルの最寄りまでは約45分。通勤時間帯だったため市内に近づくほど混雑してしまい、ただでさえ狭い車内で大きいキャリーバッグはちょっと顰蹙でした。

 

ホテルの最寄りに着いたらどりあえず朝食。機内でも一応朝食は出たんですけど、おもちゃみたいなシナモンロール1個だけだったのでさすがに腹減ってる。

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おもちゃみたいなシナモンロール

 

ちなみに駅前のバーガーキング行った。食へのこだわりが0。

 

宿泊先はここ。荷物だけ預けるつもりだったけど、チェックインできて部屋にも入ることができた。

少し手狭なビジホって感じだったけど、どうせ寝るだけだしそれで十分。ツインベッドだったから間違いも起きない。

www.booking.com

 

 

大英博物館

さて、ここから先の旅程は怒涛の極み。全ての滞在地をそれぞれ1泊2日で消化しなくてはなりません。

 日程的に贅沢を言っている余裕は皆無。行き先を絞り込み、それに時間的資源を投入する選択と集中が必要。

www.nri.com

 

まずは高校時代からずっと行きたかった大英博物館へ向かいます。

 空港からホテルまで乗って来たピカデリー線に再び乗車し、Holborn駅で下車します。Holborn駅からはおよそ徒歩5分の距離。

 

ちなみにロンドンの地下鉄にもICカードが存在します。その名もOyster。

牡蠣だのスイカだの、どこの国でもネーミングは謎。

 

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館内に入る前に外のテントの中で手荷物検査を受けます。

中には「寄付してね!」みたいな文言が書かれたポスターが貼ってありました。

基本的に大英博物館盗品を展示しているので入場料は無料ですが、寄付という形でお金を払って入場することもできます。

 

 

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大英博物館 1階地図

 

こちらもメトロポリタン美術館と負けす劣らずの広さ。常設展では約15万点、全体では約800万点を収蔵しています。

歴史は大英博物館の方が古く、なんと1759年の開館です(メトロポリタン美術館は1870年)。

ちなみに1759年と言えば、日本では江戸時代で徳川家治が第10代将軍となったあたりで、鎖国解除まではあと100年ほどあった頃です。

 

収蔵品は、北米、南米、古代エジプト古代ギリシャ古代ローマ、アジア、中東など、ほぼ世界中の超一級品が並んでいます。

太陽の沈まぬ国と言われた大英帝国の威容が感じられるというものです。

 

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ロゼッタ・ストーン 紀元前196年のエジプトで出された勅令が刻まれた石碑 上から、ヒエログリフ、デモティック、ギリシア文字で書かれている。

 

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ネレイデス・モニュメント 現在のトルコ南西部を統治していた権力者の墓廟で、ネレイデスの像で装飾されているためこの名が付いた。 ネレイデスとはギリシャ神話の海の神「ネレウス」の複数形 

 

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ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの大理石像

 

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1420年代、明朝山西省の僧侶によって描かれた「行唐清涼寺三菩薩壁画」

 

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1657年頃、オランダの物理学者ホイヘンスによって発明された世界初の振り子時計

 

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1260~70年、現在のイランを中心に支配していたイルハン朝において作られた八芒星のタイル

 

世界史選択大歓喜の展示の数々を堪能してきました!

先述の通り、時間が限られていたのが本当に残念だったけど、もう1日いても飽きない気がする。

「アジア」という大きな枠に埋もれさせることなく、日本オンリーの展示コーナーがあったのも印象に残っている。三菱商事がスポンサーになっていました。

 

 

バッキンガム宮殿(おまけ)

大満足で大英博物館を後にします。

ちなみにこの時点で確実に昼を過ぎているのですが、昼ご飯を食べた記憶が本当にない。

写真も記録もないので確かめようがないけど、今までの食事のレベルを考えれば「食べなくても歩けてればそれでよくね?」という結論に至った可能性は大いにある。

 

大英博物館だけでロンドン観光を終えるのはさすがにまずい気がしたので、徒歩圏内のバッキンガム宮殿に行ってみることにしました。

2月のロンドンは寒いけれども、雨は降っていなかったので街並みを眺めながらのよい散歩になります。

 

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バッキンガム宮殿

 

バッキンガム宮殿といえば衛兵交代式が有名ですが、それは午前中に催されるようで、私たちが到着した時にはとっくに終わっていました。

それでも外側からでも見学しようと多くの人々が訪れていました。

 

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ヴィクトリア女王のモニュメント

 

 

フィッシュアンドチップス

その後はピカデリーサーカス近辺でお土産を物色したり、ハリーポッターの「9と4分の3番線」で有名なキングスクロス駅をぶらぶらしました。

 

キングスクロス駅には「9と4分の3番線」のフォトスポットがあり、マフラーなどの衣装を写真用に貸し出してくれます。

側にいるスタッフが写真を撮る瞬間にマフラーをふわっと持ち上げてくれるので、簡単に魔法使いっぽい写真が撮れるのです!撮ってないけど。

 

 ホテルに戻りしばらくゴロゴロしてから(1泊2日の人間が取る態度ではない)、フィッシュアンドチップスを食べに行きます!!!

 

ここでこの旅行記の愛読者の皆様は「あれ?」と思うかもしれません。いつも名物名物と称してバーガーキング食べてるのにやけに気合入ってるな、と。

 

それもそのはず、ここロンドンで誕生日を迎えたからです!

誕生日くらいまともな食事をしようや。

 

しかしイギリスの料理は不味いことで有名。圧倒的な知名度を誇るフィッシュアンドチップスであっても安心はできません。

そもそも本当に不味いのか?ということについても、イギリスに着いてからバーガーキングしか食べていないので確かめようがない。ギャンブルです。

 

きたぜ ぬるりと・・・

フィッシュアンドチップス魚と芋の素揚げでございます。

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魚と芋の素揚げ

 

右上の木材みたいなやつがタラです。

味付けは皆無で、自分で塩胡椒レモンケチャップをつけてどうにかするしかありません。少なくとも不味くなることはないのでニッコリ。

 

見た目以上にこの木材、ボリュームがあります。これだけでも十分夕食になりました!

 

 

ようやく「名物」を食べてホテルへ帰ります。

早いもので(到着してから24時間も経ってないんだから当たり前だが)明日でロンドンともお別れです。

毎日1日中歩き回っているのと、2日ごとに時差が発生する環境で少しずつ身体が傷付いてきているのでゆっくり休みます。

 

明日は身体が傷付くどころか木っ端微塵になりかねないフライトが控えているんですけどね。

 

 

 

[ロンドン編②・イスタンブール編①に続く]