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航空券代15万円で10日間世界一周してみた③(旅行記・NY編②)

 

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NY2日目

朝食はNY名物

朝8時、起床。夜中に何度か目が覚めたりしたのでぐっすり寝られたとはとても言えませんが、昨日の夕方よりはマシ。

 

テレビを流し見しながら朝の支度をします。ホテルのテレビはそれなりにデカくて「お~」と思ったのに、まさかのチャンネル選択権無し。ニューヨーク都市圏で放映しているNY1というニュース専門放送局しか選べません。

 

アメリカは広すぎるので全国チャンネルを見るよりローカルニュース番組を見た方が住民にとっては身近なんでしょう。カートゥーンネットワークが観たかったのに。

 

冒頭の通り、本日の朝食はNY名物をチョイス。

でも実はNYに到着するまでどこに行くとかあんまり決めてなかったんですよね。

 

これをツイートしたらフォロワーさんたちからおすすめ観光地や飲食店がわーっと送られてきたのでその中から決めました。偉そうに「朝食はNY名物」なんて書いてますけど、フォロワーさんのおかげなんです。

送ってくれたフォロワーさん、ありがとうございます。

 

というわけでエッグベネディクトで有名なSarabeth'sに向かいます。

日本にも数店舗あるので行ったことがある方もいらっしゃると思いますが、NYが本店です。

でも本店には行かず、次の予定の関係上、セントラルパークのすぐ東側にあるSarabeth's Upper East Sideへ。ちなみにNYだけで6店舗あります。

 

店内はちょっと高級な雰囲気。実際、価格的にもNYの朝食相場でかなり高い方だと思います。

それでも席の7割は埋まっていました。平日朝でもゆっくりしたいという需要はあるのでしょう。(おそらく)地元の人たちがほとんどでした。

 

エッグベネディクトを注文すると、「おいしいのよ~!」と給仕さん。

言ったな?

 

正直に言うと、「アメリカの料理なんてだいたい大雑把でボリュームで攻めてくるやつでしょ?」と心のどこかで思っておりました(偏見)。高級そうな店といっても...

 

うま~!!!

うますぎて、馬になったわね...。半熟の黄身と上にかかっている黄色いソース(何かは分からん)がよく合う。野菜に付けてもおいしい。疑ってすみませんでした。

 

 

世界三大美術館、メトロポリタン美術館

黄身の最後の一滴まで平らげたら、本日のメインであるメトロポリタン美術館へ向かいます。

さっき「次の予定の関係上」と書きましたが、お店からメトロポリタン美術館は歩いて15分ほどの距離にあります。

 

行きたかったんですよね~、メトロポリタン美術館。NYには高校の修学旅行の時に一度来ているんですけど、その時は時間が無くて行けなかったのでリベンジです!

 

デカいわ。

 

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入口にTHE MET 150って書いてありますけど、今年で開館150周年なんですね。1870年からこんなもん建ててる国と戦争するなよほんとにさあ。

 

常設展示は1階と2階にあります。当たり前ですけど、建物の外観がデカければ中もデカいんですよ。例えば1階のマップがこれ。

 

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メトロポリタン美術館 1階地図

 

広すぎて、それぞれ小さな小部屋ごとに分けられた番号が振り分けられています。

2階もほぼ同じような造りになっていると思ってください。

 

常設展示だけでも、

アメリカ装飾芸術、アメリカ絵画と彫刻、古代近東芸術、武器・鎧、アフリカ・オセアニアアメリカ芸術、アジア芸術、衣装研究所、スケッチ・絵画、エジプト芸術、ヨーロッパ絵画、ヨーロッパ彫刻。装飾芸術、ギリシャ・ローマ芸術、イスラム美術、中世芸術、現代美術、楽器、写真、ロバート・レーマン・コレクション

とこれだけあります。

 

順路らしい順路はないので好きな順番で見て回ります。

 

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エジプト第21王朝 二輪戦車隊の将軍の墓

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ヘレニズム時代(紀元前300年頃) アルテミス神殿のイオニア式の柱

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古代ギリシャ アルカイック期 徒競走を描いた深壺




夢中で1階の半分ほどを回り、ふと時計を見ると、え!もう2時間経ってるんだが!

 

1階の半分ですよ?

実を言うと、「今日はメトロポリタン博物館に行って、その後にすぐ近くにあるアメリカ自然史博物館にも行きたいな♪」なんて思っていたんですよ。

浅はかでしたね。

 

「北海道1泊2日で、大通公園雪まつりを見て旭山動物園にも行きたい!その後知床で流氷を見たいなあ。あ、時間があったら函館の夜景も見たい!」なんて言ってるレベル。

 

今日はメトロポリタン美術館を堪能することとします。

 

 結局、1階を見終えるのに3時間くらいかかりました。

2階に行く前に一旦休憩します。

 

......少ない。カフェテリアが激混みだったのが痛い。和食(のようなもの)を売りにしている店なのか、丼ものや麺類があったけどさすがに胡散臭かったのでやめた。

店員の制服が板前さんが着てるようなやつで面白かった。一応「和」を通そうとする気概は感じた。

 

引き続き2階を見学します。

本当に展示の物量がすごい。国、時代、年代全てが多岐に渡っていて美術館全体が「世界史」って感じだし、時空旅行をしているみたい。

 

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1360年代 アッバース朝(現在のイラン)の学院で使用されていたコーラン

 

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12世紀後半~13世紀前半 インド チョーラ朝シヴァ神銅像

 

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1624年頃 フェリペ4世の肖像画(ベラスケス作)

 

 全部見てたら本当に閉館時間ギリギリになってしまった。

最後の方はちょっと早足だったから、もっとじっくり見るためには2日は必要。

 

同行者も私も高校生時代は世界史選択だったからもう大興奮でしたわ。

「あ!これ教科書(資料集)で見た!」という展示品ばかりで、本当に来てよかった...!

 

数日後に「こういう感じのやつメトロポリタン美術館でも見なかったか?」となることをこの時は知る由もないのだが。

 

 

SNS映えしそうな食事?そんなものは知らん

というわけであっという間に一日が過ぎてしまいました。

未だに時差ボケが抜けていないので眠いっちゃ眠いんだけど、旅行という非日常の興奮のおかげで身体が眠気を追い越してきたんだよ。

 

テンション上がってるから普段飲まないスムージーとか飲んじゃう。

 

ホテルに戻るとちょうど夕食の時間帯。

昨日は気絶するように寝てコンビニ飯をもそもそ食べただけなので、今日は夕食モチベーションが高い。

しかも明日の夜にはNYを出発するので、今日がNY夕食ラストチャンスなのです。

 

ホテルに置いてあるガイドブックや地図とにらめっこしたところ、ホテルから徒歩5分のところに良さげなレストランを発見。

 

それがこちら。

 

アメリカ→肉→ハンバーガーという非常に短絡的な思考回路で出力された結論。たぶん2分も考えてねえや。

 

しかし!

たかがバーガーキング、されどバーガーキング。写真は撮らなかったけど、自動で注文できるタッチパネルが設置されていたのだ。

 

トッピングの量のレベルまで自分の注文をカスタマイズできるし、スピーディーなクレジット決済。吐き出されたレシートに書かれた番号が呼ばれるのを待つという仕組み。

 

最近日本のマクドナルドでは、席に座ってスマホで注文したものを店員が届けてくれるシステムが一部店舗で導入されたけど、アメリカでは既に似たようなシステムが確立していました。

さすがハンバーガー先進国だぜ。店員適当だけど。

 

食べ終わってホテルに戻ったらお酒も飲んじゃう。

 

バドワイザー飲んだことある人は分かると思いますけど、あれ結構軽いじゃないですか。

それなのにさらに「ライト」ですよ?

日本の500ml缶よりデカいんですけど、基本このサイズ。そりゃこんな軽くてたくさん飲めるビールをガバガバ飲んでたら太るわ。

 

 

時差ボケで本調子ではないし、歩き疲れてしまったので早めに就寝。

明日はどこ行こうかなあ(無計画)

 

 

[NY編③に続く]