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航空券代15万円で10日間世界一周してみた⑥(旅行記・ロンドン編②・イスタンブール編①)

 

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ロンドン→イスタンブール

起床即ロンドン離脱

おはようございます。

ニューヨークでは2泊3日と長め(当社比)に滞在しましたが、

ロンドンとは30時間でお別れです。当然観光の時間はもうありません。

朝から黙々と荷造りをしていると、観光に来たのか修行に来たのか分からなくなってきます。

 

朝食はPret A Mangerであっさりと。イギリスなので食事に期待することもありませんからこれでいいのです。

平日なので仕事している人もちらほらいましたね。

 

今回私たちが利用するのはロンドン・スタンステッド空港です。

日本人にはヒースロー空港が有名だと思いますが、スタンステッドはLCCや貨物便が多く就航している空港です。

空港まではバスか、スタンステッドエクスプレスという特急が通っています。

本数はどちらも充実しているので、費用と時間のバランスを考えて選択すればいいでしょう。私たちはバスを利用しました。

 

車窓からロンドンの有名な観光地を見ることができたので、良しとします。

 

バスは空港に向けて市内から北上していきます。

市内を離れると高速道路の周りは郊外といった感じです。

道路標識を見て気づいたのですが、メートル基準に慣れた人間からすると、ヤードの距離感が本当に分からない。

高速道路に「480ヤード先云々」なんて書いてあってもまあ分からん。ヤードポンド法は滅ぼさなくてはならない。

 

 

ペガサス航空1170便

市内からは空港までは1時間弱で到着します。

 

LCCがヨーロッパ中に路線を敷いているので空港内はかなり賑わっていました。コロナもこの頃の欧米ではあまり騒がれておらず、極東の出来事という感じでした。

 

LCCのいいところは安くて気軽に利用できることですが、反面遅延も多く、スケジュールを見ると3割くらいの便で遅れが出ている状態でした。

また、機内サービスは期待できない(あっても有料)ので、空港で事前に飲食物を買っておくのがマストです。

 

搭乗ゲートでパスポートを見せた係員はなぜか日本語ができる人で、「日本語上手ですね」と伝えたところ、「僕は天才だから」だって。

 

 

 

イスタンブール初日

生きてる・・・!

今回利用したペガサス航空ですが、タイムリーなことに数日前にイスタンブールで墜落事故を起こしている当時世界一ホットな航空会社でした。

前回・前々回のブログでもこのことは紹介しましたが、ついに代替便を取ることなく搭乗という運びとなりました。

 

死者も出ている事故なのでさすがに乗客は少ないのでは?と思っていましたが、まさかのほぼ満席。恐れ知らずか?

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FINAL DESTINATION

 

 

座席はペラペラでしたがピッチはそれなりにありました。

機内サービスは有料とはいえそれなりのメニュー数。機内で買う人はほとんどいないことは空港側も分かっているので、売店で食べ物と飲み物のセット販売をしていました。

私も事前に購入したサンドイッチやポテチを食べましたが、気圧のせいでパンパンに膨らんだポテチの袋が爆発してしまいました。

まあ機体が爆発しなければそれでいいんです。

 

飛行中は大きなトラブルはありませんでしたが、問題は着陸。さすがにドキドキしましたが無事成功。と同時に機内では拍手と歓声が!

当時はハートウォーミングな感じになりましたが、今思い返せば着陸するだけで拍手ってどういうことやねん。

 

 

空港から市内へ

感動の着陸を経て、無事トルコへ入国。

着いたのは夕方でしたのでこの日はホテルに行くだけです。

到着したサビハ・ギョクチェン空港はこれまたLCCが多く就航する空港で、交通手段はバスかタクシーしかありません。

 

外はかなり暗くなっていたので、タクシーでホテル前まで乗せてもらうことにしました。

タクシー乗り場に行くと人だかりとタクシー列が。どうやら個人が勝手に捕まえて乗るのではなく、列を仕切っている青年が数人おり、彼らが客をタクシーに振り分けているのです。

客に選択の自由はなく、完全なタクシーガチャです。

 

我々が引いたタクシーは推定60歳の老人が運転手で、当然英語も通じません。

ホテルの住所を見せても分かっているのかいないのか曖昧な反応。

そしてここからが地味に怖い。60歳と思えないスピードで夜の高速道路をぶっ飛ばします。音声ルート案内のトルコ語は完全な異国語だし、やけに音量がデカい。

感情の無い女性が大声で呪文を唱えているのを想像してください。怖い。

 

 

うわっ...私の英語力、低すぎ...?

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アスファルトタイヤを切りつけながら暗闇走り抜けたところでホテルに到着しました。

大体の観光地が徒歩圏内の好立地。

www.hrs.com

 

地球を半周以上して時差はかなり縮まってきましたが、それでも日本とは6時間の差があります。今日の予定はもう何も無いのでご飯を食べて寝ることとします。

 

しかしながらこの部屋は異常に乾燥していました。ドアノブなどの金属部分に触ると3回に1回は静電気でバチっとなる見事な乾燥ぶり。

加湿器を付けるも喉が渇いて仕方ないので自販機を探しに行きます。

 

・・・無いんです。自販機が。

各階にもロビーにもありません。しかし喉は渇くのでフロントに場所を聞いてみました。

すると、「自販機...?」「自販機って何...?」と顔を見合わせるフロントマン2人。

こちらが「喉が渇いていて...」と説明すると、難しい顔で奥へと消えていきます。

しばらくすると「喉が渇いている東洋人はお前か」とばかりさらに2,3人が奥から出てきました。

 

「喉が渇いているのか」「ルームサービスがある」「バーもあるぞ」

とワイワイ教えてくれるのですが、結局自販機にたどり着くことはできませんでした。

 

「俺の英語ってそんなに通じないのか...」とショックを受けましたが、伝わらないのもそのはず。

そもそもイスタンブールには自動販売機があまり無いようです。

彼らにとってvending machineは馴染みのない単語だったのでしょう。

 

結局、部屋においてあったペットボトルの水をがぶ飲みして就寝。

明日は朝からせっせと観光です。

なにせイスタンブールの滞在時間は残り24時間を切っているのですから...。

 

 

[イスタンブール編②に続く]